ACQUA JOURNAL
中小企業のホームページリニューアルの進め方|発注前の準備と公開後の確認

リニューアルの相談は、現在のサイトURL、困っていること、希望時期のメモから始められます。完成した仕様書は不要です。公開後の担当まで整理すると、必要な仕事が見えてきます。
この記事では、中小企業の経営者や、ほかの仕事と兼任しているWeb担当者に向けて、準備・見積もり・制作・公開・運用の進め方を説明します。福岡県那珂川市のAcquaが自社サイトをリニューアルした際の情報設計も、実際のページとあわせて紹介します。
1.「何を変えるか」の前に、誰のどんな困りごとを解くか決める
「古く見えるのできれいにしたい」は、相談のきっかけになります。そこから一歩進めて、誰がサイトを見たときに、何が分からず困っているのかを考えます。新規のお客様、求職者、取引先では、必要な情報も次にしてほしい行動も違います。
- 新規のお客様向け:対応できる仕事、費用の考え方、依頼後の流れを伝えたい。
- 採用向け:仕事内容、働く環境、応募前の疑問に答えたい。
- 取引先向け:会社情報、担当範囲、問い合わせ先をすぐ確認できるようにしたい。
- 社内の運用向け:お知らせや実績を、担当者が自分で更新できるようにしたい。
複数の目的がある場合も、最初の公開で優先するものを決めます。「採用を急ぎたいが、会社紹介も古い」なら、採用に必要な情報を先に整理し、会社全体の見せ方と整合させる、といった進め方が考えられます。
現状の不満を、確認できる課題へ置き換える
「古く見える」「使いにくい」という感想は、見直しのきっかけになります。ただし、そのままでは完成後に改善したか判断しにくくなります。例えば、主力サービスが見つからない、スマートフォンで問い合わせ先へ進みにくい、採用情報が実際の募集と違うなど、起きている問題を具体的に書きます。社内の好みと、利用者が困っていることを分けて集めてください。
営業や問い合わせの担当者には、繰り返し説明していることを聞きます。サイトに書いてあっても質問が続くなら、情報の位置や言い方に問題があるかもしれません。採用であれば、応募前に聞かれる条件、面談で認識がずれる仕事内容などが材料になります。実際に受けた質問と、社内で想像している疑問を区別して記録すると、優先して直す箇所を判断しやすくなります。

今回の目的と、今回は扱わない範囲を決める
目的が複数ある場合は、初回公開で優先するものを選びます。法人からの相談を増やす、採用情報を整える、更新作業を社内でできるようにするなど、成果を確認する相手と場面を具体的にします。目的に合わせて、掲載内容、導線、管理機能のどこを変えるかを決めます。見た目の変更だけで解決する課題かどうかも、この段階で確認します。
将来やりたいことは、別の一覧へ残します。今回の予算と日程に含めないと決めた項目も、後から追加する可能性があるなら制作会社へ伝えておきます。全体像を共有しつつ、今回作る範囲を区切ることで、途中から要望が際限なく増えることを防ぎやすくなります。公開後に追加する場合の条件は、構成を決める段階で相談してください。
2.今のサイトで残すもの・直すもの・足すものを整理する
リニューアルだからといって、すべて作り直す必要があるとは限りません。検索や紹介で見られている記事、営業でよく送るページ、社内で使っている資料などは、現在も役立っている可能性があります。
アクセス解析を利用している場合は、よく見られるページと問い合わせにつながる動きを確認します。Google検索で使われた言葉や表示・クリックはSearch Console、サイト内の閲覧や行動はGA4で確認する、と役割を分けると整理しやすくなります。データがない場合は、営業や受付でよく聞かれる質問、実際にお客様へ案内しているページから洗い出しましょう。
- 残す:現在も正しく、利用されている情報やページ。
- 直す:古い事業内容、スマートフォンで読みにくい箇所、更新できない部分。
- 足す:依頼範囲、料金の考え方、事例、よくある質問、公開後の窓口。
- 確認する:契約中のサーバー・ドメイン、サイトの管理者、写真や文章を再利用できる権利。
URLの一覧に、内容と判断を付ける
現在のページを一覧にし、URL、ページ名、主な内容、情報の更新日、担当部署、新しいサイトでの扱いを記入します。扱いは、残す、内容を直す、別ページへ統合する、公開を終了する、確認中などに分けます。アクセスの多いページだけでなく、会社概要、問い合わせ、求人、取引先へ案内している資料など、業務上必要なページも確認します。
古いページを整理する場合は、見た目が古いという理由だけで一括削除しないようにします。検索や外部サイト、名刺、営業資料から利用されている可能性があります。ページの目的と現在の利用を確認し、必要な情報を残す場所を決めます。内容を統合するなら、旧ページのどの情報が新しいページに含まれるかまで照らし合わせてください。

移行する情報と、内容を更新する仕事を分ける
記事や実績の移行は、データを移せば終わるとは限りません。古い料金、終了したサービス、使えない写真、リンク切れなどの確認が必要な場合があります。データを移す作業と、内容を読み直す作業を分け、誰が事実確認を行うか決めます。件数が多い場合は、重要なページから順に確認する計画を作り、未確認の情報を完成扱いにしないようにします。
画像や添付ファイルも一覧に含めます。記事本文が移っていても、資料のダウンロードや写真が欠けていれば利用者は困ります。制作会社へは、公開中のサイトに加えて、手元にある原稿・写真・管理情報の状況を伝えます。管理情報そのものを公開資料へ載せる必要はありません。必要な確認を行える管理者と連絡方法を把握しておくことが出発点です。
URLを変更するページは、移転先を個別に決める
ページの住所であるURLを変更する場合は、古いURLから対応する新しいページへ案内する設定を検討します。すべてをトップページへ送るのではなく、同じ内容や目的を引き継ぐページを対応表にします。Googleのサイト移転に関する案内でも、新旧URLの対応付けやリダイレクトの確認が扱われています。変更が不要なURLは、そのまま使う案も含めて相談してください。
公開後は、古いURLを実際に開いて適切なページに到達できるか確認します。サイト内のリンクも新しいURLへ更新し、転送だけに頼らない状態にします。検索への反映は公開と同時に完了するとは限らないため、URL変更直後の表示だけで判断せず、移行設定と検索側の状況を分けて確認します。移行の担当と確認するページ一覧を、公開前に用意しておきます。
3.見積もりは、同じ作業範囲で比較する
制作費は、ページ数だけでは決まりません。原稿・写真の準備、デザインする範囲、予約などの機能、既存記事の移行、公開後の支援によっても変わります。金額の違いを判断するには、各社の見積もりに何が含まれるかを揃えて見る必要があります。
- 企画・構成:掲載情報の整理や、ページ構成の提案は含まれるか。
- 原稿・写真:誰が用意し、誰が内容や掲載許可を確認するか。
- デザイン・修正:提案する画面、修正の回数・範囲、追加になる条件は何か。
- 実装・移行:更新機能、既存記事、フォーム、URL変更への対応は含まれるか。
- 公開後:不具合対応、日々の更新、保守、改善提案をどこまで依頼するか。
- 継続費用:サーバー、ドメイン、有料サービス、保守などに別途いくら必要か。
Acquaのホームページ制作は300,000円〜(税別)を目安に、必要な作業を確認してお見積もりしています。この金額だけで、上記のすべてが含まれると決まるわけではありません。詳しくはホームページ制作・リニューアルの費用と対応範囲をご覧ください。
新しく作る仕事と、引き継ぐ仕事を見積もりに入れる
リニューアルの見積もりでは、新しい画面の制作に加えて、現状調査、記事移行、画像整理、フォームの引き継ぎ、URL変更、公開後の確認を確認します。どこまで自社で行うかによっても費用が変わります。複数の会社へ相談する場合は、同じページ一覧と材料の状態を渡し、条件を揃えてください。金額の違いを見てから、含まれる工程の差を確認します。
「移行一式」と記載されている場合は、対象件数、手作業で直す範囲、事実確認の担当を聞きます。古いシステムから情報を取り出す作業と、新しい画面へ整えて載せる作業が別になることもあります。初回の見積もりで未確定の項目がある場合は、何を確認すると金額を決められるかを明確にし、概算と確定した費用を区別します。

追加要望が出たときの判断方法を決める
制作が始まってから新しい要望が出た場合は、目的に必要か、公開前に必要か、費用と日程にどう影響するかを確認します。小さく見える追加でも、メニュー、原稿、デザイン、実装、確認へ影響することがあります。制作会社へ着手を依頼する前に、変更内容と条件を記録し、社内の承認者と判断します。
予算が厳しい場合は、必要な工程を曖昧にしたまま削らず、公開時の内容を段階に分ける案を相談します。例えば事例を少数から始めて追加することは考えられますが、問い合わせが動くかの確認を省くことは目的に影響します。削る金額だけでなく、読者と運用担当者に残る負担を見て判断してください。
4.公開日から逆算して、素材と確認の担当者を決める
希望公開日を伝えるときは、その理由も共有します。採用開始、展示会、新サービスの発表など、動かせない予定があるかによって、最初に公開する範囲の決め方が変わります。
制作期間はサイトの規模や機能に加え、素材の準備、社内確認、現在のサイトを引き継ぐ条件にも左右されます。一律の週数を当てはめるより、「構成の確認」「原稿・写真の準備」「デザイン確認」「公開前確認」に、誰がいつ回答するかを制作会社と決めましょう。
- 社内の窓口:質問や修正依頼を集約する人。
- 内容の確認者:事業内容、料金、採用条件などの正確さを確認する人。
- 最終承認者:公開してよいかを決める人。
- 公開後の担当者:お知らせや実績を更新する人、困ったときの連絡先。
役割は兼任でも構いません。承認者が未定だと、デザイン後に掲載範囲から話し直す場合があります。未決定の項目は最初に共有しましょう。
日程表には、制作会社の作業と社内の待ち時間を入れる
構成、原稿、デザイン、実装、公開前確認という工程だけでなく、社内の承認に必要な期間を入れます。役員会や現場責任者の予定があるなら、確認可能な日を先に共有します。制作会社が画面を作り終えても、承認が取れなければ次の工程へ進めません。確認する人、意見をまとめる人、最終決定する人を分けて決めておくと進めやすくなります。
日程に変更が出た場合は、どの作業が止まり、何を先に進められるかを確認します。原稿が揃わないページを後の公開に回す、会社情報を先に確定するなどの調整が考えられます。公開日を維持するための範囲変更と、単に作業期間を短くすることは違います。確認を省く前に、公開範囲の調整で対応できるかを相談してください。

素材管理は、最新版と掲載可否が分かる状態にする
原稿や写真を複数の場所へ送ると、どれが最新版か判断しにくくなります。受け渡し場所とファイル名の付け方を決め、差し替えたときは対象ページと変更点を知らせます。写真には掲載可否、会社名を出せるか、人物や顧客情報の扱いなどの確認状況を付けます。使える素材と確認中の素材を混ぜないことが大切です。
原稿の承認後にサービス内容が変わった場合は、該当箇所だけでなく関連ページや図も確認します。料金が変わればサービス説明、よくある質問、問い合わせ後の案内に影響する場合があります。社内の情報を持つ人から制作窓口へ変更を伝える流れを決めておけば、公開直前に古い情報が残ることを防ぎやすくなります。
5.デザインは、実際に相談する人の動きで確認する
見た目の印象に加えて、「自分に合う会社か」「頼みたい仕事に対応しているか」「次に何をすればよいか」が分かるかを確認します。パソコンの大きな画面だけで判断せず、スマートフォンでも文章を読み、メニューを開き、相談先まで進んでみましょう。
例えばAcquaの自社リニューアルでは、Webサイト制作、外部Web担当、保守・更新の3つの入口を設け、企業向けと制作会社向けの案内を分けました。Acqua公式サイトのリニューアル事例では、その判断理由と公開ページを紹介しています。自社の制作内容を説明した事例で、集客成果の報告とは区別しています。
感想を集める前に、確認する場面を揃える
デザインを見るときは、初めて会社を知った取引先、具体的なサービスを探している人、採用条件を確認する人など、主な読者の場面を設定します。その人が入口から必要な情報を見つけ、次の行動へ進めるかを確認します。色や写真の好みだけではなく、情報の順番、文字の読みやすさ、リンクの分かりやすさに注目してください。
例えば、サービスを相談したい人が、対応範囲、事例、進め方、費用の考え方を確認して問い合わせへ進む流れを追います。途中で説明が足りない箇所や、同じページを往復する箇所があれば理由を記録します。すべての情報を一ページに集める必要はありませんが、関連する内容へ迷わず進める入口を用意します。

スマートフォンでは、操作と文章の両方を見る
パソコンの画面を小さくしただけでは、スマートフォンで使いやすいか判断できません。メニューを開く、閉じる、記事を読む、フォームに入力するという操作を実際に確認します。横に長い表や図は、文字が読めるか、必要なら横へ動かせるかを見ます。固定表示のボタンが本文や入力欄を隠していないかも確認してください。
文章の見え方も重要です。長い段落が続く場合は、見出しで論点を分け、一覧や表が有効な部分を整理します。ただし、すべてを小さな箱に分けると、話のつながりが分かりにくくなることもあります。読む順番と比較する内容に合わせて構成し、見た目の変化だけのために説明を細切れにしないようにします。
6.公開前は、表示・問い合わせ・移行をそれぞれ確認する
画面がきれいに表示されていても、問い合わせが届くか、以前のリンクから必要な情報へ移動できるかは別の確認です。制作会社とチェック項目と担当者を共有し、確認が終わってから公開します。
確認用サイトを受け取ったら、公開前チェックの進め方で、実際の操作、修正メモ、公開後の照合まで確認できます。
- 表示:パソコン・スマートフォンの文字、画像、メニュー、ボタン。
- 内容:会社名、連絡先、料金、所在地、事例の掲載許可。
- 問い合わせ:入力、確認、送信、社内での受信、自動返信の有無と内容。
- 移行:旧ページから新ページへの対応、社内資料や広告に載せたリンク。
- 検索・計測:検索向け設定、サイトマップ、アクセス解析、公開後に確認する指標。
- 引き渡し:管理権限、更新方法、継続費用、復元方法、問い合わせ先。
URLを変更する場合は、旧URLと対応する新URLを整理し、適切な転送を設定します。Googleも、移転先の準備とテスト、URLの対応表、転送、移転後の確認を案内しています。詳細はGoogle検索セントラルのサイト移転ガイドで確認できます。リニューアル時の検索順位を保証するものではないため、公開後も状態を追います。
確認項目を、担当者が完了を判断できる形にする
「全体を確認する」だけでは、何を確認したか残りません。会社情報と連絡先、原稿、画像、スマートフォン表示、リンク、フォーム、旧URL、管理画面の更新などに分けます。各項目に確認する人、確認日、結果、対応が必要な点を記入します。問題があった箇所を直した後は、その箇所と影響する動作を確認して完了にします。
フォームは入力から担当者の受信までを一つの流れとして確認します。送信完了の表示だけでなく、通知メール、自動返信、添付ファイルがある場合の扱い、社内での返信手順も見ます。テストの日時と内容を担当者に共有し、実際の相談と混ざらないようにします。送信成功の画面と、メールの到着は別の確認として記録してください。

切り替え前の状態へ戻す方法を用意する
公開前には、元のサイトを復元するために必要なデータと、戻す場合の手順を確認します。バックアップが保存されていることと、必要な状態へ戻せることは同じではありません。何を保存したか、誰が復元できるか、切り替え後に問い合わせなどの新しいデータが増えた場合にどう扱うかを相談します。具体的な方法はサイトの仕組みに応じて決めます。
制作会社や管理担当が変わる場合は、ホームページ引き継ぎの確認表で、契約・権限・受領データ・復元方法を整理してください。
公開の担当者と連絡先、確認する時間帯、公開後に問題が見つかった場合の判断者を決めます。小さな表示の調整と、問い合わせできないような業務に関わる問題では対応の優先順位が違います。すべての問題で元へ戻すのではなく、何が起きたら公開を止めるか、修正を続けるかを事前に共有しておくと、慌てず判断しやすくなります。
公開環境でも、主要なページを開き直す
テスト環境で確認できていても、公開先で同じように動くかを確認します。主要ページ、メニュー、問い合わせ、画像、古いURLからの到達を実際に見ます。検索へ公開する設定や、サイト内のリンクがテスト用のURLを向いていないかも確認します。作業が完了した報告を受けたら、どの環境で何を確認したかを合わせて共有してもらってください。
公開直後に内容の変更が必要になった場合も、依頼を一か所にまとめます。複数の人が別々に修正を送ると、同じ箇所への指示が食い違うことがあります。業務上の優先度、対象URL、変更前後の内容を整理して伝え、反映後に確認します。公開の日を終点にせず、問題なく利用できることを確かめる期間まで日程に含めます。
7.公開後に見る数字と、更新する日を決める
公開前の状態を残し、公開後も同じ定義で比較します。検索で表示された回数、クリック、問い合わせページへの移動、送信成功、実際の商談を分けて見ると、どの段階を改善すべきか考えやすくなります。問い合わせボタンのクリック数を、そのまま問い合わせ件数にしないことも大切です。
公開直後は、不具合や計測の確認を優先します。その後は、例えば1か月後・3か月後に見直す日を設け、読まれているサービスや相談内容をもとに説明・事例・質問への回答を追加します。広告出稿や季節の影響も確認し、件数が少ない段階で成約率の差を断定しないようにします。
社内で更新できる範囲と、制作会社へ依頼する範囲も決めておきましょう。Acquaでは、日々の更新を支える外部Web担当と、技術的な保守・更新を分けて案内しています。依頼後の流れと対応内容から、必要な支援をご確認いただけます。
公開前の状態を記録してから変化を見る
問い合わせの件数、主な相談内容、よく見られるページ、更新にかかる時間など、目的に関係する現在の状態を残しておきます。公開後は同じ定義で確認します。計測方法が変わった場合は単純比較できないことがあるため、変更時期も記録してください。数字が少ない期間では一件の増減が大きく見えるので、相談の内容や営業活動も合わせて振り返ります。
検索での表示やアクセスは、サイトの変更以外にも影響を受けます。広告、営業、展示会、季節、サービス内容の変更など、その期間に起きたことを併記します。すぐに増えなかったから失敗、増えたからすべてリニューアルの成果と決め付けず、どの情報が読まれ、どんな相談につながったかを確認して次の改善を考えます。

更新の担当と、情報が変わったときの連絡方法を決める
定期的に確認する情報と、変更が起きたら更新する情報を分けます。会社情報、価格、募集条件、サービスの対応範囲などは、実際の事業と一致している必要があります。元の情報を持つ部署からサイト担当者へ知らせる方法を決め、更新日と確認者を記録します。更新する担当者が不在でも、連絡先が分かる状態にしておきます。
記事を蓄積する場合は、読者の疑問ごとにテーマを分けます。一つの記事にすべてを詰め込むより、発注準備、費用の比較、運用の手順など、判断する場面を明確にします。制作事例は担当した仕事を確認する場所として分け、解説記事から必要に応じて案内します。新しい記事を増やすだけでなく、既存記事の情報が古くなっていないか確認する日も設けます。
コピーして使える、リニューアル相談メモ
分かる項目だけ埋めて、社内の打ち合わせや制作会社への相談に使えます。未決定の項目は「相談したい」と書けば十分です。
- 現在のサイトURL:
- サイトを主に見てほしい人:
- 今いちばん困っていること:
- リニューアル後にしてほしい行動:
- 残したいページ・情報:
- 足したい情報・必要な機能:
- 用意できる原稿・写真・会社資料:
- 予算の上限、または相談したい予算感:
- 希望公開日と、その理由:
- 社内の窓口・最終承認者:
- 公開後に自社で更新したいこと:
- 制作会社へ継続して任せたいこと:
メモには、分からないことをそのまま残す
上の一覧に沿って記入し、分からない項目は「未定」「確認中」として確認先を添えます。想像で埋めず、未確定の条件が見える状態で相談しましょう。

メモができたら、最初の公開で必須の項目に印を付けます。すべてが必須になった場合は、公開後に追加しても目的を満たせるものがないか見直してください。相談の最後には、制作会社が提案するものと、自社が次に渡す資料、双方の確認期限を決めます。打ち合わせを重ねるごとに決定済みと確認中を更新すれば、そのまま進行の基準になります。
リニューアル前によくある質問
文章や写真がまだなくても相談できますか?
はい。手元の会社案内や営業資料、現在のサイトをもとに、必要な情報から整理できます。制作会社が準備する範囲と、社内で事実や掲載許可を確認する範囲を分けて見積もりに含めます。
一部の修正だけで済むかも判断してもらえますか?
現在の構成や更新機能を確認して判断します。目的に必要な情報が足りないだけなら追記や導線の修正、更新できない構造や全体の見直しが必要ならリニューアル、といった選択肢を比較します。

福岡県外からでも相談できますか?
Acquaは那珂川市を拠点に福岡県内と全国オンラインに対応しています。福岡市・春日市・大野城市などへの訪問は、場所や日程に応じてご相談ください。所在地と対応方法は対応エリアの案内にまとめています。
今のドメインや記事は、そのまま使えますか?
使い続ける案を検討できますが、現在の契約や管理状況、記事の取り出し方によって必要な作業が変わります。まずドメイン、サーバー、サイト管理の担当者と契約状況を確認してください。記事については、本文だけでなく画像、分類、URL、添付ファイルの扱いも見ます。残したい情報の一覧を用意すると、移行範囲を具体的に相談できます。
公開後の更新も、最初に相談した方がよいですか?
自社で更新したい情報と、制作会社へ頼みたい作業は、最初に共有すると設計へ反映しやすくなります。担当者が日常的に行う更新を挙げ、入力画面、操作説明、質問の窓口を確認してください。公開後に担当者が決まらないままだと情報が止まりやすいため、機能を付けることと、実際に運用する体制を作ることの両方を進めます。
今のサイトと、変えたいことからご相談ください
最初に行うのは、現在の状態を一緒に整理すること
リニューアルの準備は、完成した企画書を作るところから始める必要はありません。現在のサイトと、繰り返し受ける質問、更新できずに困っている情報、公開したい時期を共有してください。目的、掲載内容、予算、担当、公開前後の確認を順に整理すれば、必要な作業と自社で決めることを具体的にできます。
まず「誰に、何を伝えたいか」を共有し、以下の流れで準備を進めましょう。
