ACQUA JOURNAL
UpdraftPlusの設定と実行確認|保存範囲・Google Drive・失敗時の確認表

UpdraftPlusを設定したら、保存対象、取得した日時、処理の結果、保存先から取り出せることを一組で確認してください。予定が表示されることや、保存先にファイルがあることだけでは、必要なデータを戻せるとは判断できません。
この記事は、企業の更新担当者がUpdraftPlusの設定と取得結果を確認し、保守担当へ引き継ぐための手順です。制作会社が納品する場合にも使える確認表を掲載します。復元全体の判断はバックアップを戻せるかの確認と分けて進めます。
1. 既存の保存方法と対象サイトを確認する
すでに保守会社やサーバーがバックアップを取得しているなら、対象、保持期間、取り出す権限、復元方法を確認します。契約先の保存を一律に使えないと決めず、必要な業務が戻せる範囲と不足を整理してください。

追加導入が必要なら、WordPress.orgのUpdraftPlus公式掲載ページで提供元、対応環境、更新情報、必要な機能の条件を確認します。導入・更新もサイトの変更なので、既存構成、試験と戻し方、作業の承認を準備してから進めます。
本番と試験環境、通常のサイトとマルチサイトでは確認対象が異なります。無料版で一律に十分、一定時間で導入が完了するとは決めません。必要な保存先、移行、暗号化などの機能は利用する版と現行条件を確認してください。
2. データベース・ファイル・対象外を記録する
記事や設定などのデータベースと、画像・テーマ・追加機能などのファイルは、保存対象を分けて確認します。WordPress以外で使うメール、外部フォーム、決済サービス、別システムのデータも、同じバックアップに含まれると考えないでください。

| 記録する対象 | 確認すること |
|---|---|
| データベース | 投稿・設定・利用機能のデータと、対象のテーブル |
| ファイル | 画像、テーマ、追加機能、独自ファイルの範囲 |
| 除外 | 除外した場所、理由、代わりの保存方法 |
| 外部サービス | 連携先が保持するデータと取り出す担当 |
| 復元に必要なもの | 契約・権限・設定情報と利用環境 |
画面で選べる項目と実際の保存範囲を照合します。サーバー上のすべてのファイルが必ず含まれるとは限りません。独自の保存場所や除外設定がある場合は、運用担当と確認してください。方法全体の比較はWordPressバックアップの選び方へ進めます。
3. 頻度と保持数を、失うと困るデータから決める
ファイルとデータベースのスケジュールを設定する前に、更新の頻度と、どの時点まで戻れれば業務を続けられるかを決めます。記事を毎日更新するサイトと、受注や会員情報が随時増えるサイトでは、必要な取得間隔が同じとは限りません。

ファイルを週次、データベースを日次、保持を一定回数にする設定は、すべての会社に共通する正解ではありません。取得が失敗した期間や、不具合を発見するまでの期間も考慮し、残る世代と容量を確かめます。
新しいバックアップを残すために古い世代を消す場合は、必要な復元時点を失わないか確認します。容量不足の通知を受け取る担当と、追加容量や保持方針を判断する人も決めてください。
4. Google Driveは所有者と権限を確認して連携する
Google Driveを使う場合は、会社として管理できるアカウント、保存先、容量、アクセス権、担当交代時の引き継ぎを確認します。顧客情報を含むバックアップを、公開共有や関係者全員が見られる場所へ無条件に保存しないでください。

提供元のGoogle Drive連携手順では、設定で保存先を選んで保存し、認証リンクから対象アカウントへ進み、許可を確認して「Complete Setup」でWordPressへ戻ります。表示名や画面は利用中の版に合わせて確認します。
どのアカウントへ接続したか、どの場所に保存されたかを、実際の取得後に確かめます。担当個人のアカウントへ接続して終わりにしません。既存の接続を解除・再認証するときも、現在の保存と運用への影響を確認してから進めます。
5. 手動取得で、完了と保存先の結果を照合する
設定を保存したら、バックアップ画面から手動取得を試します。ファイル・データベースの対象、リモートへの送信、除外などを確認して実行し、処理の終わりとログを読みます。処理中に同じ実行を重ねず、現在の状態を確認してください。

| 残す証拠 | 確認する内容 |
|---|---|
| 取得日時と対象 | どのサイトの、どのデータを保存したか |
| 処理結果 | 完了・警告・エラーとログの内容 |
| 保存先の実体 | 該当する世代のファイルと必要な分割分 |
| 取り出し | 必要な権限で取得でき、欠落がないか |
| 復元確認 | 別途合意した試験で必要な機能を戻せたか |
ファイル数が五つなら成功、と固定しません。提供元のアーカイブ分割の説明のように、一つの対象が複数ファイルになる場合があります。取得対象と分割を照合し、同じ世代に必要なファイルをそろえます。
実ファイルの確認だけで復元試験済みと記録しません。試験環境を使う場合は、実メール・注文・外部連携へ影響しない条件を準備してから、必要な表示と操作を確認します。
6. 自動取得は予定ではなく、実行結果を観察する
予定時刻を過ぎた後に、その世代が取得され、送信と保存が完了したか確認します。予定がある、手動で一度成功した、通知が来なかった、という理由だけで自動取得が継続しているとは判断しません。

提供元の失敗時の確認には、接続、保存先容量、大きなファイル、サーバー、スケジューラーなどの原因候補があります。ログと発生時刻を残し、どの工程で止まったかを確認してください。
エラーだけを見て、プラグインを一括停止したり、セキュリティを解除したり、設定ファイルを書き換えたりしません。対象と差分、影響、試験と復元を確認して担当へ渡します。定期実行の問題は予約処理の切り分けとも関係しますが、投稿の公開とバックアップの完了は別々に確かめます。
7. 復元する前に、戻す範囲と現在のデータを確認する
保存日時と原因を照合し、戻すコンポーネント、上書きするデータ、その後に増えた注文・投稿・問い合わせの扱いを合意します。現状の証拠と保存を確保し、最小限の対象で戻せるか確認してください。

管理画面に入れない場合、FTPでUpdraftPlusを置き直せば復元画面が開くとは限りません。ログインできない原因と、利用できるサーバー・保存先の権限を確認します。停止中はサイトが表示されない場合の初動へ進めます。
復元画面が必ず事前保存を提案する、一定時間で戻るとは約束しません。復元後も、表示・管理画面・受付・連携と必要なデータを確認し、残る課題と次の取得を記録します。
8. 保存・確認・復元の仕事を分けて依頼する
社内で取得結果と保存先を確認できるなら、設定表、取得記録、エラー時の連絡先を残してください。Acquaへ依頼する場合は、保存設定だけか、定期結果の確認、復元試験、異常時の調査まで必要かを分けて合意します。

企業担当者は企業向けWeb制作・運用、制作会社はWordPress実装・保守の受託で現在の案内を確認できます。相談窓口には、サイトURL、利用中の保存方法、最後に成功した日時、エラー、希望する支援範囲をお知らせください。バックアップや認証情報の受け渡し方法は、必要な権限と安全な経路を別に決めます。
支援後は、何をどこへ保存し、どの結果を確認でき、異常時に誰へ連絡するかが分かる状態を目指します。復元試験を含む場合は、必要な機能とデータを戻せた結果、未確認の範囲を引き継ぎます。復旧時間や無条件の完全復元を保証しません。
Google Driveにファイルがあれば十分ですか?
対象サイト・世代・保存範囲と分割分を照合し、取り出す権限を確認します。必要な機能を戻せるかは、別途合意した復元試験で確かめます。
エラーが出たら古いバックアップを消してよいですか?
まず原因と残る世代を確認します。容量不足でも、必要な復元時点を失う削除を先に行わず、保管方針と追加容量を担当と判断してください。