ACQUA JOURNAL
LPのファーストビューを整える|対象・内容・条件を伝える確認表

LPの最初の画面では、誰に、どの仕事を提供し、何を確かめれば先へ進めるかを伝えます。「三秒で決まる」「訪問者の半分が離脱する」といった数値を、一律の設計ルールにはしません。自社のページと訪問する人に合わせて、必要な情報が読めるかを確認してください。
この記事は、原稿と素材を用意する企業と、LPの構成・実装を担当する制作会社向けです。冒頭で示す情報を整理し、スマホや拡大表示でも内容と案内が使えるかを検収します。
1. 最初に伝える仕事と、読者を一文にする
「誰の、どんな困りごとへ、何を提供するか」を書きます。美しさや短さだけを先に決めると、会社名は見えてもサービスが分からない画面になる場合があります。見出しだけで無理にすべてを説明せず、補足と役割を分けます。
例えば「Web更新を任せたい企業へ、原稿整理とWordPress反映を支援する」は、対象と仕事を整理する説明用の文です。自社で使う場合は、実際の担当範囲と条件に合わせて直します。新しい料金や契約条件をこの例から決めるものではありません。
何も知らない人が読んで、何のページか説明できるかを試します。読者が使う言葉と自社の用語が違うなら、補足でつなぎます。十五文字以内、二行以内といった固定の長さより、必要な意味が伝わることを優先してください。

2. 見出し・補足・画像・案内の役割を分ける
次の表を使い、同じ説明を重ねていないか、条件を落としていないかを確認します。すべての要素を必ず一画面へ詰めるテンプレートではありません。
| 要素 | 確認すること |
|---|---|
| 主見出し | 対象と解決する仕事が分かる |
| 補足 | 範囲や前提を確認できる |
| 写真・画面 | 本文の説明と一致し、権利・許可を確認できる |
| 根拠 | 実績や数字の対象・条件が確認できる |
| 次の案内 | 資料・詳細・相談など、行先が分かる |
画像は雰囲気だけでなく、何を説明するかを考えます。実際のサービス画面や制作物を使うなら掲載範囲を確認し、生成イメージを実績写真として見せません。背景に文字を重ねる場合は、写真の明暗が変わっても読めるかを確かめます。

3. 数字や限定条件を、訴求のために補わない
導入件数、満足度、削減時間、受賞歴、通常価格などは、原記録と適用条件が確認できるものだけ掲載します。仮の見出しやデザイン用の数値が、公開原稿へ残らないようにしてください。
「今だけ」「あと何社」「無料」「カード不要」といった文も正式条件の確認が必要です。根拠がない場合は別の数字で埋めず、対応する仕事や進め方を説明します。不安や損失を誇張して急がせる必要はありません。
選択肢を一つに限定することも一律の正解ではありません。まず内容を読みたい人と相談したい人に、分かる案内を用意します。ボタンの文言と配置はCTAの確認手順で扱い、最初の画面だけで申込みを迫りません。

4. 一つの画面サイズへ固定せず、読む順番を確かめる
スマホの表示領域は端末、ブラウザーの表示、向き、文字の大きさで変わります。特定のiPhoneの寸法を、すべての利用者の基準にしません。画面内へ収めるために重要な条件を削ったり、文字を極端に小さくしたりしないでください。
PC・スマホ・切替の境界で、見出しの改行、画像の切れ方、本文への続き、案内の重なりを確認します。文字を大きくしたときも必要な内容と機能が失われないかを試します。W3Cの文字サイズ変更の説明は、この確認の一次資料になります。
自動で動く映像や装飾は、内容を読む妨げにならないか、必要な停止方法があるかを確認します。横長の画像をそのまま縮めた結果、画像中の文字が読めなくなる場合は、HTMLの文章と画像の役割を見直します。

5. 初めて読む人の理解と、公開後の結果を分ける
デザイン案を見てもらう際は、「何のサービスか」「誰向けか」「条件は何か」「次に何を確認できるか」を尋ねます。制作者が横で説明しないと答えられない箇所は、原稿や配置を見直す手掛かりです。好みの投票だけで、内容が伝わったと判断しません。
変更の理由、原本と差分、影響、戻し方を保存します。公開後は、画像の読み込み、本文、リンク先、PC・スマホ・境界の表示を読み戻します。管理画面で保存できたことと、公開された結果を分けてください。
表示・スクロール・クリック、実相談、受注、顧客の解決と工数は別の記録です。期間や流入が違う前後の数字だけで、冒頭の変更が売上を生んだと断定しません。小さい順位変動に応じて毎日見出しを変更する運用も避けます。

6. Acquaへの依頼は、原稿・素材・実装の範囲を分ける
対象と仕事、条件、使える画像を社内で整理できるなら、まず表の材料をそろえます。原稿の整理、写真と文字の配置、LP実装、WordPress反映と公開検収まで支援が必要な場合は、対象を具体化して依頼します。
企業はWeb制作・運用の案内、制作会社は実装・修正の受託案内をご確認ください。Acquaが作業する範囲、正式情報を確認する担当、公開後の確認と引継ぎを合意します。特定の秒数での理解やCVR改善を保証する説明ではありません。
相談窓口へは、対象URL、想定読者、伝えたい仕事、使える素材、現在気になる表示を分かる範囲でお知らせください。支援後は、初めて読む人が対象と内容を判断でき、担当者が素材や文章を更新しても確認を続けられる状態を目指します。
一次資料確認:2026年10月18日。確認表と例は編集上の提案で、離脱率や理解時間を実測した事例ではありません。
