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【完全対応】WordPress 6.x時代のブロックエディタ(Gutenberg)活用ガイド|クラシックエディタから卒業する方法
クラシックエディタのサポート、いつまで続くか知っていますか?
WordPressで記事を書くとき、まだ「Classic Editor」プラグインを使っていませんか?
WordPress 5.0(2018年)でブロックエディタ(Gutenberg)が標準搭載されてから、もう8年が経ちました。Classic Editorプラグインは現在も動作しますが、公式のサポートがいつ終了してもおかしくない状況です。
「使い慣れたクラシックエディタで十分」という気持ちは分かります。でも、ブロックエディタにはクラシックエディタでは実現できない多くのメリットがあります。
この記事では、ブロックエディタの基本操作と、移行するべき理由を分かりやすく解説します。
ブロックエディタとは?——考え方の基本

「すべてがブロック」という設計思想
ブロックエディタでは、ページを構成するすべての要素が「ブロック」として扱われます。
- 段落 → 段落ブロック
- 見出し → 見出しブロック
- 画像 → 画像ブロック
- リスト → リストブロック
- ボタン → ボタンブロック
各ブロックは独立した部品として自由に追加・削除・並べ替えができます。レゴブロックでページを組み立てるような感覚です。
クラシックエディタとの根本的な違い
クラシックエディタは「一枚の紙に文章を書く」イメージでした。HTMLの知識がないと、レイアウトの調整やカラム配置が難しいのが課題でした。
ブロックエディタは「モジュール(部品)を組み合わせてページを作る」イメージです。HTMLの知識がなくても、視覚的にリッチなレイアウトを作れます。
ブロックエディタに移行すべき5つの理由

理由①:コーディング不要でリッチなレイアウトが作れる
2カラムレイアウト、背景色付きのボックス、ボタン、テーブル——これらをHTMLなしで実現できます。
理由②:再利用ブロックで効率化
頻繁に使うコンテンツ(CTA、注意書き、プロフィール欄など)を「再利用ブロック」として保存しておけば、どの記事にもワンクリックで挿入できます。更新も1箇所変えれば全記事に反映されます。
理由③:ブロックパターンで時短
WordPress 6.x系ではブロックパターン(あらかじめ組み合わされたブロックのテンプレート)が大量に用意されています。FAQセクション、チーム紹介、サービス一覧などのレイアウトを、数クリックで挿入できます。
理由④:フルサイト編集(FSE)への対応
WordPress 6.xでは、ブロックエディタの技術をサイト全体のデザイン(ヘッダー、フッター、サイドバー含む)に適用できるフルサイト編集(Full Site Editing)が進んでいます。この機能を使うにはブロックエディタが必須です。
理由⑤:セキュリティリスクの低減
Classic Editorプラグインは、サポートが終了するとセキュリティアップデートが提供されなくなります。不要なプラグインを減らすことは、それ自体がセキュリティ対策です。
基本操作ガイド——最低限これだけ覚えればOK

ブロックの追加
記事編集画面で「+」ボタンをクリックすると、ブロックの一覧が表示されます。検索窓に「見出し」「画像」などと入力して、目的のブロックを選びます。
よく使うブロックは以下の6つです。
- 段落:通常のテキスト
- 見出し:H2、H3、H4の見出し
- 画像:写真やイラストの挿入
- リスト:箇条書きと番号付きリスト
- ボタン:CTAボタン
- カラム:横並びのレイアウト
ブロックの操作
- 移動:ブロックの左側に表示される矢印(↑↓)で並べ替え
- 複製:ブロックのツールバー「…」→「複製」
- 削除:ブロックのツールバー「…」→「ブロックを削除」
- 変換:段落ブロックを見出しやリストに変換できる
ブロックのカスタマイズ
各ブロックを選択すると、右側のパネルに設定項目が表示されます。
- テキスト色・背景色の変更
- フォントサイズの調整
- 余白(パディング・マージン)の設定
- 枠線の追加
ショートカットキー
作業効率を上げるショートカットを覚えましょう。
- /(スラッシュ):ブロックのクイック挿入
- Ctrl + Shift + D:ブロックの複製
- Ctrl + Z:取り消し
- Ctrl + Shift + Z:やり直し
実践テクニック——記事の見栄えを上げるブロック活用法
テクニック①:カラムブロックで読みやすいレイアウト
「テキスト+画像」を横並びにするだけで、記事の見栄えが格段に向上します。カラムブロックを使えば、2列・3列のレイアウトが簡単に作れます。
テクニック②:グループブロックで背景色ボックス
グループブロックを使うと、複数のブロックをまとめて背景色付きのボックスに入れることができます。重要なポイントやまとめを目立たせるのに効果的です。
テクニック③:カバーブロックでヒーローセクション
カバーブロックは、画像の上にテキストを重ねて表示する機能です。記事の冒頭やセクションの区切りに使うと、雑誌のようなビジュアルが作れます。
テクニック④:テーブルブロックで比較表
料金プランやサービス比較などの表を、テーブルブロックで簡単に作成できます。ヘッダー行の設定や、背景色のストライプ表示にも対応しています。
クラシックエディタからの移行手順
Step 1:テスト環境で試す
いきなり本番サイトで切り替えるのではなく、ステージング環境(テスト環境)でブロックエディタを試してください。
Step 2:既存記事はそのままでOK
Classic Editorで作成した既存記事は、ブロックエディタに切り替えてもそのまま表示されます。過去記事を編集すると「クラシックブロック」として一括で読み込まれるため、必要に応じてブロックに変換することもできます。
Step 3:新規記事からブロックエディタを使い始める
既存記事を無理に変換する必要はありません。新規記事からブロックエディタを使い始め、操作に慣れてから過去記事の変換に取り組みましょう。
Step 4:Classic Editorプラグインを無効化する
ブロックエディタに完全移行したら、Classic Editorプラグインを無効化→削除します。
よくある不安と回答
Q:ブロックエディタにして、過去の記事が壊れませんか?
壊れません。Classic Editorで作成した記事はそのまま正常に表示されます。
Q:ブロックエディタは動作が重くないですか?
WordPress 6.x系では大幅に改善されています。初期のGutenbergに比べてパフォーマンスは3〜5倍向上しています。
Q:テーマが対応していないかもしれません
2026年現在、主要なWordPressテーマのほぼすべてがブロックエディタに対応済みです。使用中のテーマが最新版に更新されているか確認してください。
まとめ
ブロックエディタへの移行は、WordPressサイトを長期的に健全に運営するための重要なステップです。最初は戸惑うかもしれませんが、1週間もすれば「クラシックエディタに戻りたい」とは思わなくなるはずです。
まずは新規記事を1本、ブロックエディタで書いてみてください。段落・見出し・画像・リスト、この4つのブロックだけで、これまで通りの記事が書けることを体感していただけます。
Acquaでは、WordPress運用のご相談からブロックエディタの使い方レクチャーまで対応しています。お気軽にどうぞ。