【2026年版】404エラーページのデザイン例10選|離脱を防ぐカスタム404ページの作り方
「ページが見つかりません」で帰らせるのはもったいない
ユーザーがブックマークしていたURLが変わった。Googleの検索結果から古いページにアクセスした。URLを手入力して打ち間違えた——理由は何であれ、存在しないURLにアクセスすると表示されるのが「404エラーページ」です。
平均的なWebサイトでは、全アクセスの約3〜5%が404エラーに遭遇しています。月間10,000PVのサイトなら、毎月300〜500人が404ページを目にしている計算です。そしてその大半が、そのままサイトを離脱しています。
結論から言うと、カスタム404ページを適切にデザインするだけで、この離脱の50%以上をサイト内の他のページへの誘導に変えることができます。この記事では、離脱を防ぐ404ページの設計原則と、WordPressでの実装方法を解説します。
この記事で分かること
- 404エラーが発生する原因と放置のリスク
- 優れた404ページに共通する5つの要素
- 業種別の404ページデザイン例
- WordPressでカスタム404ページを作る方法
- 404エラーの監視と自動リダイレクト設定
404エラーが発生する主な原因

原因①:ページの削除・URL変更
サイトリニューアルや記事の整理でページを削除したり、URLの構造を変更したりした場合、古いURLへのアクセスは404エラーになります。これが最も多い原因です。
原因②:外部サイトからのリンク切れ
他のサイトが自社のページにリンクを張ってくれていても、リンク先のURLが変更されていれば404エラーが表示されます。せっかくの被リンクからの流入を無駄にする最悪のパターンです。
原因③:ユーザーのURL入力ミス
URLを手入力した際のタイプミスや、不完全なURLのコピペで404エラーが発生します。
原因④:クローラーの巡回
Googleのクローラーが古いサイトマップや古いリンクをたどって、既に存在しないページにアクセスするケースです。
⚠️ SEOリスク:大量の404エラーが放置されていると、Googleはサイトの品質に問題があると判断する可能性があります。Google Search Consoleの「カバレッジ」レポートで、404エラーの件数は定期的に確認しましょう。
優れた404ページに共通する5つの要素

要素①:明確なエラーメッセージ
「404 Not Found」だけでは、技術に詳しくないユーザーは何が起きたか分かりません。「お探しのページが見つかりませんでした」のように、やさしい日本語で状況を説明します。
要素②:トップページへのリンク
迷子になったユーザーに最も必要なのは「ホームに戻る方法」です。トップページへのリンクボタンを目立つ位置に配置します。
要素③:サイト内検索フォーム
ユーザーが探していた情報がサイト内の別のページにあるかもしれません。検索フォームを404ページに設置することで、ユーザー自身が目的のページを見つけられます。
要素④:人気ページ・カテゴリへのリンク
サイトの人気ページやメインカテゴリへのリンクを数個配置しておくと、ユーザーが興味のあるコンテンツに自然に誘導できます。
要素⑤:ブランドらしいデザインとトーン
404ページは「エラー」ですが、「ネガティブな体験」にする必要はありません。ブランドの個性を活かしたユーモアや温かみのあるデザインにすることで、むしろ好印象を与えられます。
| 要素 | 必須度 | 離脱防止効果 |
|---|---|---|
| 分かりやすいエラーメッセージ | ★★★★★ | 基本(これがないと始まらない) |
| トップページへのリンク | ★★★★★ | 離脱率-30% |
| サイト内検索フォーム | ★★★★☆ | 離脱率-20% |
| 人気ページへのリンク | ★★★☆☆ | 離脱率-15% |
| ブランドらしいデザイン | ★★★☆☆ | 印象UP+SNSでの拡散可能性 |
💡 ポイント:404ページは「エラー処理」ではなく「おもてなしの機会」と捉えましょう。「目的のページは見つかりませんでしたが、こんな情報はいかがですか?」という姿勢のデザインが、ユーザーの離脱を防ぎます。
業種別の404ページ設計パターン

コーポレートサイトの場合
信頼性と安心感を重視した設計にします。エラーメッセージは丁寧に、リンク先はサービスページとお問い合わせページを優先。ユーモアは控えめに。
掲載する要素:
- エラーメッセージ(「ご指定のページは移動または削除された可能性があります」)
- トップページへのボタン
- サービス一覧ページへのリンク
- お問い合わせページへのリンク
ブログ・メディアサイトの場合
コンテンツの回遊を促す設計にします。人気記事のリストと検索フォームを配置し、「せっかく来たのだからこの記事も読んでみて」と誘導します。
掲載する要素:
- エラーメッセージ
- 検索フォーム
- 人気記事TOP5(自動表示)
- カテゴリ一覧
ECサイトの場合
商品への導線を最優先にした設計にします。「お探しの商品はこちらかもしれません」と関連商品を表示する動的な404ページが効果的です。
掲載する要素:
- エラーメッセージ
- 商品検索フォーム
- セール中の商品リンク
- カテゴリ別の商品一覧リンク
WordPressでカスタム404ページを作る方法
方法①:テーマの404.phpを編集
WordPressは、404エラーが発生すると自動的に 404.php テンプレートファイルを使用します。子テーマに 404.php を作成(または親テーマからコピー)し、カスタマイズします。
基本的なテンプレート例:
お探しのページが見つかりませんでした
URLが変更されたか、ページが削除された可能性があります。
サイト内を検索する
人気の記事
5,
'orderby' => 'comment_count',
'order' => 'DESC'
));
if ($popular->have_posts()) :
echo '';
while ($popular->have_posts()) : $popular->the_post();
echo '- ' . get_the_title() . '
';
endwhile;
echo '
';
wp_reset_postdata();
endif;
?>
方法②:ページビルダーでデザイン
Elementorなどのページビルダーを使っている場合、404ページも視覚的にデザインできます。
Elementor Proの場合:
- テンプレート → テーマビルダー → 404ページ → 新規追加
- ドラッグ&ドロップでレイアウトを構築
- 表示条件を「404ページ」に設定
✅ 効果測定のコツ:カスタム404ページを実装したら、GA4で「/404」ページの直帰率を追跡しましょう。デフォルトの404ページでの直帰率が90%以上だったものが、カスタム404ページの実装後に50〜70%まで下がれば、成功です。
404エラーの監視と自動リダイレクト
Google Search Consoleでの監視
Google Search Console → インデックス作成 → ページ → 「見つかりませんでした(404)」で、Googleが検出した404エラーの一覧を確認できます。
301リダイレクトの設定
削除済みのページに代替ページがある場合、404エラーのまま放置するのではなく、301リダイレクト(恒久的な転送)を設定します。
WordPressプラグイン「Redirection」を使えば、管理画面から簡単に301リダイレクトを設定できます。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 代替ページがある場合 | 301リダイレクトを設定 |
| 代替ページがない場合 | カスタム404ページで適切に誘導 |
| 一時的な削除の場合 | 302リダイレクト(一時的な転送) |
⚠️ やってはいけないこと:すべての404エラーをトップページに301リダイレクトするのは「ソフト404」としてGoogleに認識され、SEOに悪影響を与えます。リダイレクトは、内容的に関連する代替ページがある場合にのみ設定してください。
まとめ:404ページは「最後のおもてなし」
404ページは、多くのサイトオーナーが見落としている「改善余地の宝庫」です。
今日からのアクション:
- 今日:自社サイトの404ページを確認する(存在しないURLにアクセスしてみる)
- 今週:Search Consoleで404エラーの件数と該当URLを確認する
- 今月:カスタム404ページを実装し、人気ページへの誘導と検索フォームを設置する
この記事を書いた人:進藤 優介|株式会社Acqua 代表取締役 飲食業界18年の実務経験を経て、Web制作・デジタルマーケティングの世界へ転身。2020年にAcquaを設立し、AI×Webの力で中小企業のビジネスを加速させることをミッションに、HP制作・LP制作からAI導入支援まで代表自らが伴走しています。