【初心者向け】Web広告とは?種類・費用・始め方を分かりやすく解説|LP運用の前に知るべき基礎知識
「広告を出したいけど、種類が多すぎて何が何だか分からない」
「HP作ったのに全然アクセスが来ない。やっぱり広告出さないとダメなのかな……でもWeb広告って種類が多すぎて、何をどう出せばいいのか全く分からない」
この悩み、本当によく聞きます。そして実は、Web広告の「種類と基本の仕組み」を理解するだけなら30分で十分です。この記事を読み終える頃には、「自社にはどの広告が向いていて、いくらくらいかかるのか」の目星がつくようになっているはずです。
この記事で分かること
- Web広告の6つの種類と、それぞれの特徴・向き不向き
- 「いくらから始められるか」の費用感
- 初めてのWeb広告は何から始めるべきか
- Web広告とLP(ランディングページ)の関係
- 失敗しないための基本的な注意点
Web広告の6つの種類——それぞれの特徴を一言で理解する

1. リスティング広告(検索連動型広告)
一言で: Googleで検索した時に、検索結果の一番上に表示されるテキスト広告。
「横浜 Web制作」と検索した人に対して、自社の広告を表示できます。ユーザーが「今まさに探している」タイミングで広告を出せるため、最も購買意欲の高い層にリーチできるのが最大の強みです。
2. ディスプレイ広告(バナー広告)
一言で: Webサイトやアプリの中に表示される画像(バナー)形式の広告。
ニュースサイトやブログを読んでいる時に、サイドバーや記事の途中に表示される広告がこれ。直接的な購買意欲は低いが、認知度の向上やブランディングに効果的です。
3. SNS広告(Facebook/Instagram/X/LinkedIn)
一言で: SNSのタイムラインやストーリーズに表示される広告。
ユーザーの年齢、性別、興味関心、職業などで精密なターゲティングができるのが最大の特徴。BtoC商材はInstagram、BtoBはLinkedInやFacebookが効果的です。
4. 動画広告(YouTube広告)
一言で: YouTube動画の前後や途中に流れる動画広告。
商品やサービスの魅力を「映像で伝える」ことができるため、文字や画像だけでは伝わらない価値を持つ企業に向いています。
5. リターゲティング広告
一言で: 一度自社サイトを訪れた人に対して、再度広告を表示する手法。
一度サイトに来たけれど問い合わせをしなかった人に、別のサイトを閲覧中に自社の広告を表示。「あ、さっき見たサイトだ」と思い出してもらい、再訪問を促します。
6. MEO(Googleマップ広告/ローカル広告)
一言で: 「近くの〇〇」と検索した時にGoogleマップ上に表示される広告。
飲食店、美容院、整体院など店舗ビジネスに特に効果的です。
一覧比較表
| 広告種類 | 最低予算目安 | 効果の即効性 | 向いている業種 |
|---|---|---|---|
| リスティング広告 | 月3万円〜 | ★★★★★ | 全業種(特にBtoB、サービス業) |
| ディスプレイ広告 | 月5万円〜 | ★★★☆☆ | ブランド認知を重視する企業 |
| SNS広告 | 月1万円〜 | ★★★★☆ | BtoC、EC、飲食、美容 |
| YouTube広告 | 月5万円〜 | ★★★☆☆ | 動画で魅力が伝わる商材 |
| リターゲティング | 月2万円〜 | ★★★★☆ | すでにサイト流入がある企業 |
| MEO/ローカル | 月0〜3万円 | ★★★★★ | 店舗ビジネス |
💡 初心者の方へ:初めてのWeb広告は「リスティング広告(Google広告)」から始めるのが最も安全です。理由は、検索している=興味がある人だけに広告を出すため、無駄な出費が最も少ないからです。
Web広告の費用はどう決まるか

課金方式は主に3つ
- CPC(クリック課金): 広告がクリックされた時だけ費用が発生。リスティング広告の基本。
- CPM(インプレッション課金): 広告が1,000回表示されるごとに費用が発生。ディスプレイ広告に多い。
- CPV(動画視聴課金): 動画が一定時間視聴された時に費用が発生。YouTube広告。
「月いくらくらいかかるの?」のリアルな数字
| 予算帯 | できること | 期待できる結果 |
|---|---|---|
| 月1〜3万円 | SNS広告のテスト運用 | 市場の反応を確認 |
| 月3〜10万円 | リスティング広告の本格運用 | 月10〜50件のサイト流入 |
| 月10〜30万円 | リスティング+SNS広告の併用 | 月50〜200件の流入、CV数件〜 |
| 月30万円以上 | 複数チャネルの最適化運用 | 月200件以上の流入、安定的なCV |
⚠️ 重要:広告費は「出した分だけ必ず成果が出る」ものではありません。特に最初の1〜2ヶ月は「テスト期間」として、データを収集し改善していく投資フェーズです。すぐにROI(投資対効果)が出ないからといって即中止するのは、最も多い失敗パターンです。
Web広告とLP(ランディングページ)の関係

広告の「着地先」がLPであるべき理由
Web広告をクリックしたユーザーがまず目にするページを「ランディングページ(LP)」と呼びます。
ここで重要なのは、広告の着地先が通常のHP(トップページ)だと、CVR(コンバージョン率)が著しく低下するということです。
なぜか。HPにはナビゲーションメニュー、会社概要、採用情報など、さまざまなリンクが存在します。広告をクリックした人は「特定の情報を求めて」来たのに、HPに着地すると情報が多すぎて迷子になり、結局何もせずに去ってしまいます。
一方、LPは1つの目的(問い合わせ・購入等)に特化したページなので、ユーザーの注意が分散せず、行動に移りやすい設計になっています。
「Web広告を出すならLPはセット」——これはデジタルマーケティングの鉄則です。
広告の出し方よりも「LP(着地先)の質」の方が大事
同じ広告費をかけても、着地先のLPの質によってCVRは2〜10倍変わります。広告費を増やす前に、まずLPの改善に投資すべきです。
初めてのWeb広告——失敗しないための5つの注意点
1. まず小さく始める
最初から月30万円の予算を投じる必要はありません。月3〜5万円でテスト運用し、データに基づいて徐々に増やしていきましょう。
2. 広告文とLPのメッセージを一致させる
広告で「月額1万円から始める制作サービス」と謳っているのに、LPに価格情報がない——これはCVRを大幅に下げる典型的なミスです。
3. コンバージョンの計測設定を必ずやる
Google広告のコンバージョンタグ、GA4のイベント設定を必ず行ってください。計測なしで広告を出すのは、成績表を見ずにテスト勉強をするようなものです。
4. 1ヶ月で判断しない
Web広告の最適化にはデータの蓄積が必要です。最低3ヶ月は継続し、PDCAを回してください。
5. 自社運用か代理店委託かを決める
| 運用方法 | メリット | デメリット | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 自社運用 | コスト低い、機動力がある | スキル習得が必要 | 月10万円以下の予算 |
| 代理店委託 | 専門知識、効率的な運用 | 手数料(広告費の20%程度) | 月10万円以上の予算 |
✅ 僕のおすすめ:月10万円未満の予算なら自社運用でOK。Google広告の管理画面は年々使いやすくなっており、公式の学習コンテンツも充実しています。月10万円以上で本格的にやるなら、広告運用の実績がある代理店に相談してください。
まとめ:Web広告は「正しく使えば最強の集客手段」
Web広告は、SEOや口コミと違い「お金を出した翌日から集客が始まる」唯一の手段です。しかし適当に出しても効果は出ません。
今日から始めるなら、以下の3ステップです。
- Google広告のアカウントを作成する(無料・5分)
- 自社の主要キーワードで月間検索ボリュームを確認する(キーワードプランナー・無料)
- 月3万円の予算でリスティング広告をテスト出稿する
そしてその広告の着地先には、必ず専用のLP(ランディングページ)を用意してください。広告とLPはセットです。
この記事を書いた人:進藤 優介|株式会社Acqua 代表取締役 飲食業界18年の実務経験を経て、Web制作・デジタルマーケティングの世界へ転身。2020年にAcquaを設立し、AI×Webの力で中小企業のビジネスを加速させることをミッションに、HP制作・LP制作からAI導入支援まで代表自らが伴走しています。