【完全版】Webサイト公開後にやるべきこと10選|放置サイトを「稼ぐサイト」に変える運用ガイド
「ホームページ、作ったけど……その後、何もしてないんだよね」
この一言、僕が新規のクライアントさんと初回の打ち合わせをする時、体感で7割以上の方から聞きます。
数十万円かけてホームページを制作した。納品された時は「おお、いい感じ!」と嬉しかった。でもそこからは忙しさに流されて、気づけば1年、2年と何もしないまま——。
これ、実は最も「もったいない」パターンです。なぜなら、Webサイトは「作ること」よりも「公開後にどう運用するか」で成果の9割が決まるからです。
逆に言えば、公開後の運用をしっかりやれば、「作っただけで放置されているHP」と圧倒的な差がつきます。
この記事では、Webサイト公開後に「まずやるべきこと」を優先度順に10個、具体的な手順とともにお伝えします。
この記事で分かること
- 公開後すぐにやるべき初期設定(アクセス解析・Search Console等)
- 月次でやるべきルーティン作業
- コンテンツ更新(ブログ)の効果と進め方
- セキュリティ管理の最低限のやり方
- 「運用」と「保守」の違いと、それぞれの費用感
なぜ「公開したら終わり」ではダメなのか

HPは「営業担当者」——何もしないと成績はゼロ
HPを「24時間365日働く営業担当者」に例える方がいます。僕も大賛成です。でもこの例え、もう少し正確に言うと——
「何もしなければ名刺だけ持って突っ立っている営業担当者」です。
HPに最新の情報を載せ、ブログで有益な記事を発信し、SEO対策をして検索で見つけてもらえる状態にする——これが「営業トークを覚えさせる」に相当します。そこまでやって初めて、HPは「稼ぐ営業担当者」になります。
| 状態 | 月間アクセス数(目安) | 月間問い合わせ数(目安) |
|---|---|---|
| 公開しただけで放置 | 10〜50 | 0〜1件 |
| 基本的な運用をしている | 200〜1,000 | 2〜5件 |
| SEO+コンテンツ更新を継続 | 1,000〜10,000 | 5〜30件 |
Googleからの評価は「更新頻度」にも左右される
Googleの検索アルゴリズムは、サイトの「鮮度」も評価要因の一つとしています。定期的に更新されているサイトは、放置されているサイトよりもクロール(Googleのロボットが巡回すること)の頻度が高くなり、新しいコンテンツが早くインデックスされます。
💡 ポイント:「毎日更新しないといけない」わけではありません。月に2〜4回のブログ記事の公開を継続するだけで、Googleからの評価は大きく変わります。
公開後にやるべきこと10選——優先度順

【すぐやる】1. Googleアナリティクス4(GA4)を設置する
目的: サイトのアクセス数、ユーザーの行動、流入経路を把握する
GA4を入れないと、「何人がサイトに来ているのか」「どのページが一番見られているのか」が一切分かりません。これは経営で言えば「売上データを見ずに商売している」のと同じ状態です。
【すぐやる】2. Google Search Consoleに登録する
目的: Google検索でのサイトの表示状況を把握し、問題を早期発見する
Search Consoleでは、自社サイトが「どんなキーワードで検索されているか」「何位に表示されているか」「クリック率はどれくらいか」が分かります。
【すぐやる】3. サイトマップをGoogleに送信する
目的: サイト内の全ページをGoogleに効率的に知らせる
Search Consoleの「サイトマップ」メニューから、XMLサイトマップのURLを送信します。WordPressならプラグイン(Yoast SEO、Rank Math等)が自動生成します。
【1週間以内】4. 基本的なSEO設定を行う
- 各ページのtitleタグとmeta descriptionを設定
- 画像にalt属性(代替テキスト)を設定
- パンくずリストの表示を確認
- 内部リンクの構造を整理
【1週間以内】5. セキュリティ対策の基本設定
- SSL(https化)が正しく動作しているか確認
- WordPress・プラグイン・テーマが最新版か確認
- セキュリティプラグイン(Wordfence等)を導入
- 管理者パスワードの強度を確認(20文字以上のランダム文字列推奨)
⚠️ 重要:セキュリティ対策は「後からやろう」と思っていると、確実に忘れます。公開直後に必ず設定してください。ハッキング被害は「突然」やってきます。
【1ヶ月以内】6. ブログ(コンテンツ)の定期更新を開始する
SEOの観点から、ブログ記事の定期更新は最も効果的な集客施策です。自社の専門分野に関する有益な記事を月2〜4本のペースで公開していくことで、検索からの流入が着実に増えていきます。
【1ヶ月以内】7. SNSとの連携設定
サイトの各ページにSNSシェアボタンを設置し、OGP(Open Graph Protocol)の設定を行います。OGPが正しく設定されていると、TwitterやFacebookでURLをシェアした際に、タイトル+画像+説明文のカード形式で表示されます。
【月次ルーティン】8. アクセスデータの確認と分析
月に1回、GA4とSearch Consoleのデータをチェックする習慣をつけてください。
確認すべき5つのデータ:
- 月間ユーザー数(増加傾向にあるか?)
- 人気ページTOP5(どのページが一番見られているか?)
- 流入キーワードTOP10(どんな検索で来ているか?)
- 直帰率(来てすぐ帰る人の割合)
- 問い合わせ数(CVの推移)
【月次ルーティン】9. WordPressの更新作業
WordPress本体、プラグイン、テーマのアップデートを月に1回は確認し、最新版に更新してください。自動更新をオンにしておけば、マイナーアップデートは手間なく対応できます。
【四半期】10. コンテンツの棚卸しと改善
3ヶ月に1回、既存コンテンツの見直しを行います。
- アクセス数が多いのにCVが少ないページ → CTAを追加・改善
- 検索順位が10〜20位のページ → コンテンツ追加で上位を狙う
- 情報が古くなったページ → 最新情報に更新
✅ コツ:全てを一度にやろうとしないでください。まずは1〜3(GA4・Search Console・サイトマップ)を今日中にやる。次の1週間で4〜5をやる。1ヶ月目で6〜7を始める——このペースが現実的です。
「運用」と「保守」の違い

| 項目 | 運用 | 保守 |
|---|---|---|
| 目的 | 集客を増やす・売上につなげる | サイトを安全に動かし続ける |
| 主な作業 | ブログ更新、SEO改善、アクセス分析 | WordPressの更新、バックアップ、セキュリティ監視 |
| 担当 | 自社(または運用代行会社) | 制作会社または保守専門会社 |
| 費用目安 | 0円(自社対応)〜月10万円 | 月5,000〜30,000円 |
「運用」は攻めの活動、「保守」は守りの活動。どちらも重要ですが、多くの企業は両方とも手つかずです。まずは保守を確保した上で、運用に取り組むのが正しい順序です。
まとめ:HPは「育てるもの」
ホームページは、作った瞬間がスタートラインです。公開後の運用こそが、サイトの真価を決めます。
今日やるべきことはたった2つ。
- Googleアナリティクス4を設置する
- Google Search Consoleに登録する
この2つさえ済ませれば、来月からデータに基づいた改善を始められます。まずはここから、一歩ずつ進めていきましょう。
この記事を書いた人:進藤 優介|株式会社Acqua 代表取締役 飲食業界18年の実務経験を経て、Web制作・デジタルマーケティングの世界へ転身。2020年にAcquaを設立し、AI×Webの力で中小企業のビジネスを加速させることをミッションに、HP制作・LP制作からAI導入支援まで代表自らが伴走しています。