LP制作の費用相場はいくら?外注vs自作の判断基準と失敗しない発注先の選び方
「LPを作りたい。でもいくらかかるか分からなくて動けない」
「新商品のランディングページを作りたいんだけど、制作会社に見積もりを取ったら50万円と言われた。これって高いの?」 「クラウドソーシングで5万円という人もいるし……何が違うの?」
LP(ランディングページ)制作の費用で悩むマーケティング担当者・経営者のみなさん、そのモヤモヤ、すごくよく分かります。
正直に言います。LP制作の費用は、5万円から300万円以上まで笑っちゃうくらい幅が広いです。そしてこの価格差には、明確な理由があります。「高額だから良い」わけでも「安いから悪い」わけでもないのがLP制作の世界の厄介なところで、自社の状況に合った「正しい選び方」を知らないまま発注すると、お金をドブに捨てることになります。
この記事では、LP制作の費用の「中身」を完全に透明化し、外注と自作の判断基準から、失敗しない制作会社の選び方まで、実際にこれまで数多くのLPを制作してきた僕の経験をもとに、包み隠さず解説します。
この記事で分かること
- LP制作の費用相場を「5段階」で完全網羅
- なぜ価格に「5万円〜300万円」の差が生まれるのか
- 外注すべき場合と自作で十分な場合の判断基準
- LP制作会社を選ぶ際に必ず確認すべき5つのチェックポイント
- 2026年のLP制作トレンド(AIコピーライティング・動的パーソナライゼーション)
LP制作の費用相場——5段階で完全分解

価格帯の全体像を把握する
まずは全体像を表で一気に俯瞰しましょう。
| グレード | 費用相場 | 含まれる作業 | こんな企業向け |
|---|---|---|---|
| ① テンプレ型 | 5万〜15万円 | テンプレートデザイン+文章差し替えのみ | 「とりあえず形だけ欲しい」段階 |
| ② セミオーダー型 | 15万〜30万円 | オリジナルデザイン+基本的なコーディング+スマホ対応 | 初めてLPを作る中小企業 |
| ③ フルオーダー型 | 30万〜80万円 | 戦略設計+オリジナルデザイン+コピーライティング+コーディング+スマホ最適化 | 広告でしっかり売上を作りたい企業 |
| ④ 高品質マーケ一体型 | 80万〜150万円 | ③+市場調査+ペルソナ設計+A/Bテスト設計+ヒートマップ導入+初期運用サポート | CVR最適化を本気で追求する企業 |
| ⑤ エンタープライズ型 | 150万〜300万円以上 | ④+動画制作+撮影+パーソナライゼーション+MA連携+継続的なLPO運用 | 大規模広告予算で全国展開する企業 |
「費用の8割はデザインではなく戦略設計」という真実
5万円のLPと80万円のLPの差は、デザインの美しさだけではありません。
5万円のLPは「綺麗な1枚の画像」に近い。見た目はそこそこでも、「誰に」「何を」「どんな順序で伝えるか」という戦略設計が欠落しています。一方、80万円のLP制作には、ヒアリングに数時間、競合調査と市場分析に数日、ターゲットのペルソナ設計、ストーリーボード(構成案)の作成、プロのコピーライターによる言葉の設計——この「目に見えない知的労働」にこそ、最大のコストがかかっているのです。
💡 例えて言うなら:5万円のLPは「既製品のスーツ」。80万円のLPは「体型を採寸して仕立てたオーダーメイドスーツ」。見た目の差は微妙でも、着心地(=コンバージョン率)は天と地ほど違います。
「安いLP」が結果的に高くつくメカニズム
ここで少しリアルな話をします。
広告費を月30万円かけてLPに集客しているとしましょう。5万円で作ったLPのCVR(コンバージョン率)が0.5%、80万円で作ったLPのCVRが2.0%だったとします。
- 5万円LP:月間アクセス1,000人 × CVR 0.5% = 月5件の成約
- 80万円LP:月間アクセス1,000人 × CVR 2.0% = 月20件の成約
同じ広告費30万円を使って、成約数が4倍違うのです。成約1件あたりの顧客単価が10万円だとすれば、月の売上差は150万円。LP制作費80万円の差額は、たった1ヶ月で2倍以上になって回収できる計算です。
⚠️ つまり:LP制作費を「費用」として見るか「投資」として見るかで、判断は180度変わります。広告を回す予定がある企業にとって、LPの品質は「広告費の回収効率」に直結する生命線です。
外注vs自作——あなたの会社はどちらを選ぶべきか

「自作」が向いているケース
以下のすべてに当てはまるなら、自作も十分アリです。
- 広告予算がほぼゼロで、まずは商品コンセプトをテストしたいだけ
- 社内にWebの基本知識(HTML/CSSまたはノーコードツール)を持つ人がいる
- LPの「正解」が分からない段階なので、とにかく素早く複数パターンを作って市場の反応を見たい
2026年現在、「STUDIO」「ペライチ」「Canva」などのノーコードツールを使えば、デザインテンプレートを選んで文章と画像を差し替えるだけでLPが作れます。初期コストは月額1,000〜5,000円程度と非常に安価です。
「外注」すべきケース
一方、以下のどれか1つでも当てはまるなら、プロへの外注を強く推奨します。
- 月10万円以上の広告費を投下する予定がある(CVRの差が直接的な売上損失になる)
- 競合他社がすでにLPで本格的にWeb集客している
- 商品・サービスの単価が高い(1件の成約が10万円以上)
- 「言葉の力」で顧客の心理を動かす必要がある(BtoC通販、美容、教育系など)
| 判断基準 | 自作が向いている | 外注すべき |
|---|---|---|
| 広告予算 | 月0〜5万円 | 月10万円以上 |
| 商品単価 | 数千円〜数万円 | 10万円以上 |
| 目的 | コンセプト検証・テスト | 本格的な売上獲得 |
| 社内リソース | Webに詳しい人がいる | マーケティングに集中したい |
| 競合の動向 | 競合がLP未活用 | 競合がしっかりLP運用している |
制作会社を選ぶときの5つの必須チェックポイント

「よし、外注しよう」と決めたとして、次の壁は「どの制作会社に頼むか」です。制作会社は星の数ほどあり、ポートフォリオだけ見ても判断できません。僕が発注者の立場なら、必ず以下の5項目を確認します。
チェック①:「デザイン実績」ではなく「CVR実績」を聞く
「弊社は年間100件のLP制作実績があります!」——これだけでは何の判断材料にもなりません。LP制作会社の実力は「作ったLPの数」ではなく「作ったLPがどれだけ売れたか(CVRの数字)」で測るべきです。
「過去に制作したLPのCVR改善事例を教えてください」と明確に質問してみてください。具体的な数字を出せる会社は信頼できます。「守秘義務で言えない」の一辺倒なら、他を当たりましょう。
チェック②:コピーライティングのスキルが社内にあるか
LPの成果の9割はコピー(文章)で決まります。「デザインは得意だけど文章はお客様にご用意いただきます」という会社に頼むと、結局自社で苦しみながらコピーを書くことになり、当然ながらプロの文章力にはかないません。 最低でも、構成案とキャッチコピーの提案までは制作会社側が行ってくれることを確認してください。
チェック③:公開後のA/Bテスト・改善運用まで対応できるか
LPは「作って終わり」ではなく「公開してからが本番」です。ファーストビューの画像を差し替える、ボタンの色を変える、マイクロコピーを修正する——こうしたA/Bテストと改善を継続的に行えるかどうかが、長期的な売上の差につながります。
✅ 理想の制作会社像:「制作」と「運用改善(LPO)」をワンストップで提供し、ヒートマップ分析に基づく改善提案を月次で報告してくれる会社。制作会社ではなく「LPの売上を一緒に追いかけるパートナー」を探す意識が大切です。
チェック④:スマホでのUI/UX設計に注力しているか
制作実績のLPを自分のスマホで実際に開いてみてください。「指でストレスなくスクロールできるか」「ボタンは押しやすい位置・サイズか」「フォームの入力は面倒ではないか」。LP訪問者の7割以上はスマホユーザーです。PCで見た目が綺麗でも、スマホ体験が悪ければ売上は上がりません。
チェック⑤:2026年のトレンド(AIコピーライティング等)への対応力
2026年のLP制作市場では、AIを活用したコピーの量産テストや、ユーザーの属性によって表示内容を出し分ける「動的パーソナライゼーション」が急速に普及しています。新しい技術トレンドへのキャッチアップ力も、長期的なパートナーを選ぶ上で重要な判断材料です。
2026年のLP制作トレンドと「売れるLP」の未来像
AIが変えるコピーライティングの常識
従来、LPのキャッチコピーやマイクロコピーは、経験豊富なコピーライターが「感覚」と「経験」で作り上げるものでした。しかし2026年現在、AIの進化によりこのプロセスが劇的に変わっています。
具体的には、ターゲットペルソナ(年齢、職種、悩み、行動パターン)をAIに詳細に入力し、「共感型」「緊急性型」「権威性型」など複数の切り口でコピーを100パターン以上生成。その中から人間のマーケターがベストなものをピックアップし、A/Bテストにかける——という「AI×人間のハイブリッド型コピーライティング」が主流になりつつあります。
コピーの「量」はAIが担い、最終的な「選球眼」は人間が担う。これが2026年のLP制作の最前線であり、Acquaが実践しているアプローチでもあります。
ファーストビューの画像もAI生成の時代へ
LPのファーストビュー(最初の画面)に配置する画像も、GoogleのNano Banana Pro等のAI画像生成モデルで制作するケースが増えています。ストックフォトの「どこかで見たことがある感」を脱却し、自社の商品コンセプトに完全にマッチしたオリジナルビジュアルを、数分で、しかも圧倒的に安価に作れるようになりました。
最低限の広告費で最大の成果を——ROI思考のLP運用
最後に一つ、大事なマインドセットをお伝えします。LP制作の費用を「高い」と感じるか「安い」と感じるかは、「それによっていくらの売上が生まれるか」を計算できているかどうかで決まります。
80万円のLP投資で、月20万円の売上が毎月上がるなら、4ヶ月で回収できます。初回の広告テストで赤字でも、A/Bテストを繰り返してCVRを0.5%上げれば、翌月から黒字転換するかもしれない。こういった「投資回収の計算」を制作会社と一緒にできる関係性が、長期的な成功の基盤になります。
まとめ:LP制作は「費用」ではなく「投資」である
LP制作の費用相場は5万円から300万円以上と幅広いですが、その差の本質は「戦略設計の有無」と「CVR最適化への本気度」にあります。自社の広告予算、商品単価、競合環境を冷静に分析し、「今の自社に最も費用対効果の高い投資レベル」を見極めることが成功の第一歩です。
「予算は限られているけど、広告でしっかり売上を作りたい」 「相見積もりを取ったけど、金額の差の意味が分からなくて判断できない」
そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度Acquaにご相談ください。僕たちは制作費以上の「売上」を御社にお返しすることを約束し、その数字にコミットするパートナーとしてLPの戦略設計から運用改善まで伴走します。
この記事を書いた人:進藤 優介|株式会社Acqua 代表取締役 飲食業界18年の実務経験を経て、Web制作・デジタルマーケティングの世界へ転身。2020年にAcquaを設立し、AI×Webの力で中小企業のビジネスを加速させることをミッションに、HP制作・LP制作からAI導入支援まで代表自らが伴走しています。